ステップ2:起動ディスクを使ってパスワードを紛失したコンピュータ上にあるWindowsを起動させます。すべてのWindowsパスワードのハッシュは、自動モードで復旧され、起動ディスク内に保存されます(または起動ディスクがCDの場合、画面上に表示されます)。
特徴とメリット
- ユーザ名、LM、NTLMのパスワード用ハッシュを復旧させます。
- パスワード用ハッシュの復旧は、Windows NT / 2000 / XP / 2003 / Vista / Sevenの全ユーザに適用されます。
- ハッシュの復旧処理は完全に自動化されています。
- プログラムは起動用CD、フロッピーまたはUSBフラッシュディスクから起動されます。
- パスワード用ハッシュの解読は、Syskeyで暗号化されます。
- SATA / SCSIハードドライブおよびNTFSファイルシステムで動作します。
ユーザインタフェース
Windowsのパスワード用ハッシュ復旧を開始するには、Windowsパスワード復旧用起動ディスクを使用して起動可能なディスクを作成しなくてはなりません。このユーティリティのウィザード機能を活用して、起動可能なCD、フロッピー、またはUSBフラッシュディスクを作成することができます。
起動ディスクから起動するには、コンピュータ起動時にDeleteキーを押してBIOSを入力する必要があります。その後挿入した関連付けの起動ディスク(CD、フロッピー、またはUSBフラッシュ)を関連付けの最初に選択します。BIOSの設定によっては、フラッシュディスクをUSBフロッピーまたはUSBzipに参照する場合もあります。旧バージョンのBIOSでは、USBフラッシュから起動することができません。この場合、CDまたはフロッピーディスクからのみ起動可能です。
BIOSを設定して再起動したら、Windowsパスワード復旧用起動ディスクのユーティリティがすべてのWindowsパスワード用ハッシュを自動的に復旧させます。
起動ディスクが作業を終了すると、Windowsパスワード復旧サービスを活用してWindowsの初期ユーザパスワードをすぐに復旧させることができます。
システム要件
Windowsパスワード復旧用起動ディスクは、IDEハードドライブやFATまたはNTFSファイルシステムのSATA / SCSI ハードドライブに格納されている、Windows NT / 2000 / XP / 2003 / Vista / 7ユーザ向けのパスワードハッシュを取得することが可能です。起動ディスクは、ローカルコンピュータのSAMに格納されているパスワード用ハッシュのみを復旧します。Active Directoryはサポートされていません。起動用のCDやフロッピー、またはUSBフラッシュディスクは、Windows 9x / ME / NT / 2000 / XP / 2003 / Vista / 7環境でのWindowsパスワード復旧用起動ディスクの作成ウィザードを利用して作成することができます。